平均値・最頻値・中央値?

ニュースを見ていると、統計の話題で平均値中央値って単語がよく出てくる
平均値は判るんだけど、中央値って何?って、私が数学の授業中ほぼ寝てたからなんだろうけど、よく判らない。ネット検索してもいまいちピンと来なかったんだよね。

で、再度調べてみてやっと理解した。

今まで理解できなかったのって、判りやすいようにとグラフ等のビジュアルで説明してる所が多くて、そのビュジュアルがかえって理解を混乱させてたんだと判った。

純粋に数値だけを見れば良かったんだよ。


たとえば
11人のメンバーの財布の中身を例に(ちょっと極端な金額だけど)金額順に並べると
1 0円
2 5円
3 10円
4 10円
5 10円
6 20円
7 100円
8 500円
9 1,000円
10 1,000円
11 10,000円

平均値は 全員の合計金額12,655円割る11で
     約1,150円
日常的に割り勘計算するときに使うので理解しやすい

最頻値は 10円が3人で一番多く、あとは1,000円が2人他は1人づつだから 10円の人が一番多いので10円
これもみんなが一番持ってるは?とかの話題で日常的

一番の問題は中央値
これ日常的にあまり普段の生活では使う機会すくないのが今一理解しづらかった理由
11人のメンバーの金額順で一番真ん中の人、6番目の人が20円なので この場合中央値は20円。
計算もへったくれもない。これだけの単純な事なんだよ。

だからこの例の場合
平均値 約1,150円
中央値 20円
最頻値 10円 ってことになる
平均値と中央値がかけ離れてるけど
中央値が計算結果でなく、金額順人数の中央の人がたまたま持ってた金額が20円ってだけの話なんだ。
だからニュースの世帯収入統計なんかで平均値より遥かに少ない中央値の金額が出てくるけど、単純に極端な高収入の少数派が平均値上げてるだけで、大多数の人は低収入にあえいでる結果全体人数の中央の人の数値も高いはずがなくってあたりまえの記事なんだってことがいまさらながらに・・・

でもネットでの解説ページでは折れ線グラフやら、棒グラフでグラフィックに見せて、ここが平均値、ここが中央値ですよーってやってもそのグラフそのものと値が連動してないから???ってなっちゃってた。
最頻値とかのデータの偏りでグラフの中央値の位置の見え方も変わるんだよね。そこが理解のトラップになってた。
見やすく理解させやすくしようとしたグラフ表示がかえってマイナスになってたんだよ。



元々中央値なんて単語ほとんど気にした事もなかったんだけど、少し前のアニメ『私、能力は平均値でって言ったよね!』で、
noukin-anime.com
(現在TV愛知で再放送中、毎週見てます)
www.youtube.com



転生後の能力は世界の(人の)平均値でお願いしますって言ったのに、異常な高性能能力を持ってしまった少女が、人を含めたこの世界すべての生物(強大な竜族を含む)の平均値でもない、まして中央値ですらないって悩んだりするんだけど、その時に初めて中央値?って単語を意識するようになったわけで(アニメでは中央値って単語出てこないけど、原作では何度も平均値とともに中央値も出てくる)

これ中1レベルの話題なんだけどなー
爺になってやっと理解するってなんだかなー