今朝の朝食は『ホットケーキ』子供の頃のトラウマ


今朝はホットケーキを焼いた

4段重ねと メープルシロップ


子供の頃のホットケーキのコマーシャルというと
こういった具合に厚く焼いたホットケーキを積み上げるのがTVの画面に映し出されていた
でも子供の頃母が焼くホットケーキはいつも薄っぺらいお好み焼きのようなものだった
TVに出てくるホットケーキがすごく美味しそうで
あんな風に作ってと頼んでも作ってもらえなかった


その理由は2つあったと思われる


その1
これが一番大きな理由だと思うのだけど
母の食べ物に対する異常なまでの潔癖症
少しでも痛んでいたら食中毒起こすからと心配して捨ててしまう
生焼けは論外!
きちんと中まで火が通ってないと安心できない
ドーナツ揚げても少々早めに出してしまって中まで火が通ってなくても 子供の頃はそんなもんでも友達の家で面白がって食べてたけど
家ではそんなのは絶対ゆるされない 中まで完全にちゃんと火が通ってなければ即効ゴミ箱行きだった
ホットケーキも厚くしたら中まで火が通らないと信じ込んでたので薄く火が通りやすい状態でしか作ってくれなかったんだと思う


この事に関するエピソードですごく子供心に傷ついた事があった
小学校低学年くらいの事
向かいの家のおばさんが赤ウインナーとキャベツを挟んだお店で売ってる調理パンをくれたことがあった
私は調理パンってのは始めてで すごく美味しそうと思ったのだけど
母が家で「どんなところで作られたか判らないから 不衛生でおなか壊すといけないから食べちゃダメっ」といって目の前で挟まれていたウインナーとキャベツをゴミ箱に捨てて 残ったパンだけを渡された すごく悲しかった 
おかずの無いただのパンだけ食べてもパサパサするだけで美味しいわけがない 今期アニメの『戦国コレクション』で信長が現代に来てハンバーガーを食べたときに中身を一緒に食べずに パンだけを食べて美味しくないと言ったけど まさにその気分だった

だからその反動で 高校時代は昼に購買で調理パンをよく買って食べた

それと同じ理由で お祭りの屋台の食べ物や駄菓子屋のお菓子というのは子供の頃買ってもらえなかった




そして 理由その2


母は料理がヘタだった
火力の使い分けが理解出来てなかったのと 理由1の火がちゃんと通ってないと安心できないというのもあって
とにかく料理が不味いことが多かった
父が牛肉好きで1cm厚くらいの牛肉が食卓に上がることもままあったけど
肉に火を通しすぎてウェルダンも通り越して肉がパサパサのボロボロ 肉の残骸だった
ホットケーキにしろ弱火でじっくり火を通せば表面が焦げすぎずに中まで火が通るのが理解できなかったみたいで
厚いホットケーキは中まで火を通そうとすれば焦げちゃうと信じ込んでた


大学に入ってから私が一人暮らしの自炊するようになって
家に帰ったときビーフシチューを作った事があった
それを食べた母は一言
「これなら食べられるわ!」
って オイ!!!! いままで自分の料理が自分でも不味くて食べられんと思ってたのかよ!
自分が食べられないようなくそ不味いビーフシチューを作って私に食わせてきたのかよ!!!!
母はそれまで ビーフシチューを作った時 ビーフシチューは嫌いだからと言って 自分だけ別のものを食べていた
その時はマジでちょっと母にあきれた