オリンポス ピースコン

SDヘッドちゃんのメイクをやり直そうと
前回 パステルのみでやってみたけど
今回は SDメイク教室での体験をもとに 面相筆で描くのと、アイシャドーはエアブラシ使ってやってみようかと


気軽に何度でもメイクを落としてやり直せるのがレジン製SDの利点ですね
ソフビ製DDでは 色移りで素体に浸透してしまって やり直しが難しいですから
これからもSDヘッドちゃんには メイク練習と新しいメイクのテストに付き合ってもらうことにします


筆の方は、練習をして細い線が描けるよう努力して 夏前にはなんとか本番にこぎつければと思ってます
エアブラシの方は まず道具探しから
コンプレッサーとピースコンを30年以上前に買ったんだけど 結局ほとんど使わずに放置
確か10年くらい前にプレハブにあったのを見たので 探したんだけど 見つからない あちこち発掘してたら アナログEPレコードの山の奥にあった
見つかったのがこれ

オリンポスのピースコンにホース コンプレッサーです


まずとにかく30年以上前のものだし その後もほとんど放置されてたので ちゃんと使えるかどうかのテストしなくちゃなりません
ホース繋いで コンプレッサーと接続 
コンプレッサーの電源オン エンジンの爆音が室内に響きます このコンプレッサー 安くて小型でオレンジのカバーボディーが見栄え良くて買ったんだけど とにかく音が大きい そして振動も 振動でコンプレッサー本体が勝手に床を移動しまくります
まあそんなことは置いといて


テストは順調 ホースのゴム劣化もなく パッキングも異常なし 空気漏れもありません コンプレッサーの圧のかかりが少し弱いような気がしたけど これは次回の実際に塗料使ったテストで検証する必要があるかも
若干ピースコンのニードルやボタン周りのグリスが劣化してるせいか 動きが渋いけど これは分解クリーニングかければ問題ないでしょう


今回はここまで
次回また時間を見つけて 今度は実際に塗料入れて 吹き付けテスト 均一に細かくスプレーできるかどうかをテストする予定 その後メイクを想定したエアブラシ作業の練習をして こちらも夏までには本番にこぎつけたいなー


それはそうと ピースコン本体 今は亡き オリンポスというメーカーのものです 昔はエアブラシやると言えばオリンポスしかなかった時代に買ったものです
本体の操作性とか諸々は現在販売されてる別メーカーのものと大差ありませんが
価格は他メーカーより随分高価な設定でしたが
とにかく作りがしっかりしてます
他メーカーのものより本体金属は肉厚です ホース パッキングは 基本劣化する消耗品なのですが 30年以上前のものでも 全く問題なかったです
ネットで見ると もう20年以上使い続けてるけどパッキング交換したことがないとか とにかく長持ちしてる事例多いようです
ある意味 プロ現場の長年酷使を前提にした耐久性と丁寧な作りが 逆に買い替え需要を少なくして売り上げに繋がらず廃業になったのかもしれません
それでも長年 未だにオリンポス製品を使い続けてるファンも多いようで 今でも消耗品パーツなどを販売し続けてる業者なんかもあるようです

まあ廃業の一番の原因は 後継者問題 社長と息子は折が悪いらしく 会社を飛び出して 別にライバル会社を設立して 現在はこちらの廉価な商品が市場の主流になってるみたいです 
あとは世の中のデジタル化に対応できなかったこと アート業界がアナログなブラシ使うより Photoshopなどによるデジタルペイントに移行して行った流れに対して頑なに何もしなかった事 この辺りが息子が飛び出して会社起こした原因かも
息子の会社の方は 他社への製品OEM供給やら アート以外に模型業界 ネイル業界など 様々な業界に製品を供給して行ったけど オリンポスはあくまでメインはアート業界 画材屋の商材でしたから


デジタル化により画材関連の会社がだいぶ消えて行きました
一番私にとってショックだったのが レトラセット まだ米国本国では細々とマーカーなどを販売し続けてるようだけど
レトラと言えば 昔は インスタントレタリング通称インレタとスクリーントーンで デザイン イラスト漫画業界で圧倒的な地位を誇ってた会社
デジタル化初期には デジタルフォント販売や Adobe Illustratorプラグインアプリとか販売してて 私もプラグイン買いました その後販売された同様機能他社プラグインよりすごく使いやすかったのだけど開発止まって Illustratorバージョンアップにより使えなくなってしまいました