ビーフシチュー

やっとビーフシチュー作りました

ビーフシチューってあまり人気ないのか カレーに比べてインスタントルーの種類が極端に少ない ホワイトシチューより少ない それも最近は安くてチープな味のルーしか近所のスーパーでは置かなくなってしまって なんかなーと思いながらもしかたないので 安いルーで・・・
作り方は前回のカレーの時とまったく同じ ただし牛肉の量はカレーの時の倍入ってます
案の定出来あがったシチューは すごく安っぽい味で これでは食べられたもんじゃないので 調味料で味を大幅に改変
ブラックペパーに粉末ローリエ(通常は葉の状態のままで使うのですが こういう味の調整用には粉末タイプのローリエの方が適しています めったに売ってないのが難点だけど) オレガノやら入れて基本の味を整えた上で最終兵器 ブランデー
安いルーは味に深みがなく やたらトマト風味を強調してる場合が多いです
でもビーフシチューのブラウンルーは本来トマト風味はあまりしません 最近はやたらトマト風味にすれば本格派みたいな風潮があって ミートソース ビーフシチュー等 とにかくトマト味が強調されすぎて辟易します といっても私はトマトが嫌いってわけじゃありません トマトリゾットは大好きです 要は本来あまり強調されるべきではないのにやたらトマトを強調する味付けがチープで嫌いなのです
というわけでこの安っぽいトマト風味を消すためにブランデーが必要になるわけです
よく料理酒としてワインを使うと言いますが 私はワインはお薦めしません ワインは結構不純物が多く 料理に気軽に使えるような安いワインは加熱するとその不純物が変質して 時として強烈な悪臭を放ちます
私は昔から料理にワインを入れるような場面ではブランデーを使ってます
ブランデーはワインと同じく葡萄を原料としますが そのまま発酵させた不純物の多いワインと違い 蒸留することで不純物が取り除かれ 激安ブランデーでも加熱で異臭を放つことはまずありません
ただし ブランデーを使った場合 すこしビターな風味になるのが個性というかなんというか 私はこのビターな味付け好きなんですけどね
というわけで チープなトマト風味ビーフシチューにブランデーを加えると トマト風味がブランデーのビター風味に消されて いい感じに味に深みが出ます
今回はベースのルーの味があまりにもチープすぎたため 200ccぐらいのブランデーを一気にぶっこみました
おかげでトマト臭い安っぽさは消えてまともな味になりました
作った鍋いっぱいのシチュー 一気に食べてしまいました