滝の水公園

前のQT VR Panoramaデータを撮影した場所 名古屋でも有名なスポットです
丘陵地帯にひときわ高い山の頂上を公園にして 周囲360度が展望できるという場所です
眺めがいいので 近所ということもあり 犬の散歩でよく出かけます

その公園は周囲の道路からもっこり立ち上がってます
公園に上がるにも道路から階段を上らなければなりません

北側階段 北にはこの階段の他に なだらかなスロープもあります




南階段 駐車場横の階段です 上に階段が伸びてその先は中腹の展望バルコニーのような場所 さらにその先の階段を上がり頂上公園に至ります


VR Panoramaデータでは 最初に表示されるスタート画面の方角の延長に名古屋駅から伏見 栄方面があります 夕日の逆行でほとんど遠方風景が真っ白になってるところが 名古屋港から東海市方面になります  という具合に名古屋市内が一望できる展望公園です


このあたりが宅地造成されてからしか知らない人は気付かないでしょうが この山 人工の山なんです
昔は民家もまったくない獣道だけの山中 そこに薬学の学校が建設され(なんで人里はなれた山の中にわざわざ学校を作ったのかはよくわからないけど)その学校が取り壊されたあとに山の中に更地が残ったわけです  昭和34年伊勢湾台風が名古屋を直撃して 大量の家屋が崩壊 その材木やら瓦礫やらのゴミを捨てる場所としてこの森の中の更地が選ばれたわけです その後も10年以上不燃ゴミの処理場として ゴミが捨て続けられ ゴミは積み重なり山となり 私は子供の頃はゴミ山って呼んでました そのゴミ山は廃タイヤ等のゴミから頻繁に発火して火災になり しょっちゅう山の中に入っていく消防車のサイレンを聞いたものです
その後 ゴミ山へのゴミ投棄は止められ 徐々に周囲は住宅街として宅地開発されはじめたとき このゴミの上に土を被せてゴミを見えないようにして そのまま公園にしてしまったのが この滝の水公園って場所 

この小さなコンクリートの柱が何本か公園周囲に建ってるけど これが唯一昔ゴミ山だったことを証明するもの この柱は地下のゴミから発生するガスを地上に放出するためのものなんです


このあたりは名古屋では有数の新興高級住宅街 私の知りあい何人かもこの滝ノ水地区に家を建てて住みたいって夢を持つステータスみたいな地域 その地域のシンボルとも言える滝の水公園が 実はゴミ山に土被せただけの産廃施設なんだよってのは 知ってると結構笑えます