QTVR Panorama

以前
昔作ったマクロスプラモのVRファイル
http://d.hatena.ne.jp/hidecr/20090102/1230903262
でプラモのVRデータの話したけど

今回 思い出してパノラマVRのデータ作ってみた
http://web.me.com/ogawacr/hidecr/PANORAMA_VR.html
動作環境は前回同様 マウスを画面でドラッグすれば360度の風景が見えます
試しで作ってみただけなので 最初に表示される画面で最初と最後の画像の継ぎ目が見えてるのは愛嬌ってことで


前回のVR Object も 今回のVR Panoramaも AppleQuickTimeに搭載されてる機能で
昔まだMacOSが OS Xになる以前は こういったデータを作成変換するアプリがAppleから無料で配布されてた
Appleは電子カタログやWebパンフレット等の用途に期待していたが 私が目にした中でメジャーな場所で使われてたのは
10年くらい前の東京ディズニーランドオフィシャルページで園内マップの特定の場所でクリックするとVR Panoramaで周囲の風景を見られるというのくらい 今でも一部マニアで観光地のVR Panorama製作され続けてるけど AppleOS X移行の環境でQTVRデータを製作するツールを作ってない状態で忘れ去られた技術
でも 今一番メジャーな利用は Google Mapのストリートビューかな あれはQT VR Cube という技術の応用
VR Cubeは前後左右だけでなく上下の視点移動もできるやつ さらに画面の任意の場所にリンクスポットを作れて そこをクリックすると次の場所の画像へ移動できる 地面も周囲360度も見上げることもできて 道路上に表示されるルートラインの次の矢印クリックするとすこし移動した場所の画面が表示されるという今のストリートビューそのもの
Object Panoramaの2つと違ってこのCubeだけは製作ツールがMac OS X環境用にも有志により作られてる 魚眼レンズで周囲3枚の写真とるだけで アプリが自動的に画面を繋ぎ合わせてコンバートしてくれる こういう簡単に作れるから 車の天井に搭載したカメラで移動しながら連続撮影してストリートビューが実現できたんだよね
Cubeは部屋から部屋へ移動するようなゲームのシーンにも利用できるので他のObjectやPanoramaより用途があってOSXになってもアプリが作られたんだろうね

興味ある人は自分で作ってみると面白いと思う ただしMacでしかデータは作れません それにCubeのアプリはOS X用といっても有志のアプリ製作者にメールしてアプリ送ってもらう必要あります ObjectとPanoramaの作成アプリはOS9でしか動きませんから 古いMacもしくはOS Xでもインテル以前のclassic環境が動作するMacでしかデータを作成できないうえ 製作アプリは現在Appleは開発者登録している人にしか配布してません どっかのFTPにまだ削除されずに転がってるのを探してダウンロードするしかありません 実際今回データ作成する上で 以前持ってたアプリがもうどこにあったか判らなくて VRの作り方ページとかのリンクを探しまくって残ってたFTPのものをダウンロードすることが出来ました


http://www.kusatu-tap.com/
東京テクノ空撮

こんな会社があります このページのQT VR Panoramaの作品 とくにフルスクリーンQTVR バルーンによる360度水平パノラマなんか圧巻です 
http://www.kusatu-tap.com/hirosima.htm

以前ノーマルQTVRのコーナーにある横浜みなと未来夜景パノラマ展望のデータのフルスクリーン版も見たことがるのですが これもすごかったです