昨年の秋アニメだけど
最終回2話が3月に放送されたガールズ&パンツァー
萌え少女と マニアックでリアルな戦車のアニメ
萌えサービスシーンはほとんどなく 戦車道という架空の戦車を使ったサバゲー試合をやっている
こいつが放送されると大ヒットとなり BD初回限定版は予約者にすら行き渡らず増産するという誤算
各巻初動5万枚以上という記録的なセールスを出している
舞台の大洗は 震災後風評被害で街の観光や漁業が壊滅的になってたところに 聖地巡礼客が押し寄せ 明るい話題に街をあげてガルパンをもりあげようとしてる
放送前制作側は、原作物でもなく、萌え少女は登場するけど、エロも恋バナもなく、リアルに動き回る戦車が売りのマニアックなアニメがヒットするわけないと考えていたという
でも、10年前にも 萌え少女とリアルな軍事メカ エロも恋バナもない同じような路線で人気を得た作品があったこと忘れてない?
この作品の事憶えてたらガルパンがヒットする可能性も考えられたと思うのだけど
「ストラトスフォー」
メインキャラは地球に降り注ぐ危険な隕石を迎撃するメテオスィーパー搭乗員になるための訓練生4人組
彼女達が乗り込むメテオスィーパーTSR.2MSがこれ
下地島迎撃基地のトレーラーから発射され 成層圏外縁部の超高高度で隕石を迎撃して地上に被害がでないようにする
他にも
地球軌道上に浮かぶステーションから発射され隕石を迎撃するコメットブラスターも登場する
ステーションから地球に落とされるように発射するコメットブラスターがカッコイイ
宇宙メカを除けば、地上部隊のメカはすべて実在するものがベースになっている
メテオスィーパーとして登場するTSR.2MSは イギリス空軍が試作した超音速爆撃機BAC TSR-2をモデルに超高高度作戦ができる仕様に変更されたもの
ベースBAC TSR-2の実機
乗馬風の うつ伏せ搭乗スタイルが特徴
そしてこのメテオスィーパーは航空機 軍事車両のリアルスケールモデルを得意とする英国エアフィックス社からパッケージにアニメキャラが印刷されたプラモデルが発売された
金型はベース機のBAC TSR-2を流用して メテオスィーパー独自のバーツを追加したモデル
いくらベース機の金型もってたからって 人気がなけりゃわざわざ英国の会社が専用プラモを発売するなんてことしないよね
(販売時期の違いかパッケージは数種類のデザインが違うバージョンが存在するみたい)
物語中盤から 試作機製作途中で計画を中断した 地上から大気圏外にまであがって隕石を迎撃するストラトスゼロを組み立てて空を飛ぶエピソードが登場する 4人が中心となって組み立てたので尾翼ストラトスゼロのロゴ ゼロの部分を消して手書きで4に描き換えられている
この機体は 戦略爆撃機ノースアメリカンXB-70 通称ヴァルキリーがベース
アニメの機体とは結構違う部分が多い
マクロスのヴァルキリーと名前は同じだね マクロスヴァルキリーのメカデザの人はマクロスヒット後アメリカへこのXB-70を見に行った感動レポートを記事にしてた事がある
あと続編のOVAにはメテオスィーパーTSR.2MSの後継モデルとしてMig31をベースにした機体も登場する
他にも登場する訓練機や試作機等みなモデルの実機が存在する
メカの動きや航空管制もリアルに表現し 航空自衛隊も協力 舞台となった基地のある沖縄下地島は 遠いけど一応聖地巡礼の地となっている
ストーリーは結構シリアスで 主人公達が所属する組織内の陰謀や 隕石に付着して人間に影響を及ぼすウイルスなど色々出てくるけど
ガルバンと同じで 萌え少女キャラだけど 萌えエロはなし 恋バナもなし(教官同士の恋バナはあるけど) メカがリアル 兵器を使うけど 戦闘しない 兵器を使うけど 戦闘しない 重要なことなので二度言いました (^o^)(ストラトスフォーが作られた頃はテロ問題等で神経質になってた時期で爆撃機等が登場しても戦闘シーンを出さない為に 立ち向かう相手を隕石迎撃という設定にしたとか ガルパンが戦闘じゃなく戦車道という設定にしたのと同じようなこと)
こういう作品はメカ等にこだわって丁寧に作ればやっぱり人気出るんだよ