火鉢


メイ:マスターがなんかまた変なもの出してきましたよ
ミク:火鉢ってう 古代の原始的な暖房器具よ
メイ:マスタージジイだもんね


ばあさんの家で使ってた火鉢です
私が子供の頃 ばあさんの家の蔵を整理していらないもの捨てると言うので
母が 結構いいものもあったから捨てるならもらいに行くと言って もらってきた中の一つです
母が亡くなってから 置き物など 他の人が欲しがりそうなものは 欲しいと言う人にあげてしまったのですが
こういう実用品は価値もないので捨ててしまったものもあるのですが 火鉢は残ってて たまに使ってます

日本酒

昔よく飲んだお酒ネットで見つけて取り寄せました

姫なかせ と言う甲賀の酒蔵のお酒です
普通の日本酒によくある アル添特有のツンとした刺激が少なく フルーティーでさっぱりした味わいです
20年くらい前 近所の酒屋の宅配サービスで取り扱ってたのでよく買ってたのですが その後ずっと見かけなくなってたのをアマで見つけたので速攻ポチりました
日本酒だけど洋食にも会うお気に入りのお酒です

クリスマス前のお酒やら



ミクのノンアルコールスパークリングワイン(ミクは未成年なので)
グリーンのミク10thバージョン 中に金粉ならぬ銀粉入ってて 瓶を軽く傾けると瓶のなかで銀粉が舞ってキラキラするドリンクです



ルカのシャンパン(ルカさんは二十歳です)
限定販売のキャティアルカラベルと
ロゼのシャンパン グラスセット グラスにはルカの03Noがサンドブラスト加工されてます



冷蔵庫のかなには 名状し難いターキーのようなものも召喚されてました

ソフトボックス

年末に撮影ストロボ用ソフトボックス買いました



注文時に年末なので28日に届く予定と連絡来てました
まあ特に急ぐ用もないので 気にしてなかったのですが
なぜか 配送業大忙しのクリスマスイブ24日に届きました
それも 配送がパンクしてると話題になってた ゆうパックで届いたのです
28日と聞いてたし 急ぎでもないのに なんでわざわざこの忙しい最中に無理して持ってくるのかなー
こういう仕事バカな日本ってホント嫌っ!


まあせっかく届いたし ちょうどケーキあったので
ソフトボックス使ってテスト撮影してみました


チーズケーキ 
RX-1Rで撮影

撮影スペースにはドール達が たむろってたので横のどいてもらっての撮影です
ドール達が 私たち差し置いて失礼しちゃうわよね と話してるようです


もう一つ
有名な宇治のお茶屋ブランドのケーキです

こちらはα7 Battis85mmで撮影


どちらもソニーフルサイズセンサでレンズはZeissだけど 85の方が表現が綺麗
あとRX1Rの方は少しホワイトバランスの調整がいまいちで少しマゼンタが汚くなる


その後すぐもう一回り大きい格安ソフトボックスも買ってしまいました
こちらはこういった多角形ソフトボックスには珍しいグリッドがオプションであったため
グリッドは中国から直送で送られてきました


本体は年末に届いて グリッドは年明けてから

テスト撮影です


ああー やっとこれで1月まで届いた
あと少しで記事の遅れ取り戻せるー

ウケる写真

1月18日
ツィッターでの
深夜の初音ミク撮影60分一本勝負 お題 ふりむく
深夜のドール撮影60分一本勝負 お題 ねころがる

この二つに撮影して投稿した写真

とりあえず撮影はしてみたものの
ライティングがどうしてもうまくいかず 白い不織布が綺麗な色にならない
現像の仕上がりもいまいちで パッとしないし 完全に失敗だー と思ったけど
まあとりあえず白っぽくしとけばウケるみたいだから ちょっと白を飛ばし気味にしとけば そこそこはいいねもらえるだろと やけ気味で投稿してみたら
こんなどうしようもない失敗作が
今まで私が投稿した写真の中で 最高数値のいいねいただきました
はっきり言って こんなヘボ写真のどこがいいのかさっぱりわからん
白っぽければ なんでもいいのかって自嘲気味です

小説『象の墓場』


だいぶ前に出てた小説ですが
この作者さんの書いたニュース記事をネットで見かけて 著書に興味もち買ってみました
久しぶりに一気読みしました


内容は 小説となってますが 写真フィルムの世界最大企業コダックがデジタル化への移行に失敗した実録をテーマにしたものです 作者さんは当時コダックの日本法人に在職していて 当時の体験談をまとめた感じです
直接ないように関わる企業の名は変更されてるけど
コダックソアラ
松下電器→トーラス電器
ゲーム機 3DO→5DO
富士フィルム→東京フィルム
ゼロックス→ジロックス 等々
ソニーニンテンドー プリント倶楽部(プリクラ) ソニーが発表したデジカメ マビカ等は実名で登場します


小説は 報道の世界でテスト的にデジカメが使われだした時代 プロデジカメ担当だった主人公が
デジタル化へのアマ市場を開拓することになり 八方塞がりになり会社が衰退していく話です


当時私は大学出て 現像所のプロラボ部門(プロカメラマン相手専門の現像業務)勤務で
ソニーマビカ発表を知って プロは保守的なので10年以上かけて緩やかに変わっていくだろうけど アマは現像の時間もお金も必要なく 撮影してその場ですぐ楽しめるなら ほとんどのアマは画質にこだわりないので(このあたりがコダックを始めこの業界の人たちの認識不足で アマでも画質にこだわりがあると勘違いしてた)雪崩のようにフィルムからデジタルへ切り替わると私は踏んで ラボを退職 その後 ビデオスタジオ(当時はまだカラオケに映像なく音だけで これに映像とテロップつけたらウケるんじゃないかということをやってた会社 だけど営業力と技術不足で頓挫し 会社は崩壊した その後LDカラオケがブームになる)や ぶらぶらしながらTV局のドラマ収録のアシスタントやったりしてた時代 その後画材屋→デザインスタジオ→独立→サインディスプレイ→などその後もいろいろやってきた


とにかく懐かしかった ああ あの頃そんなのあったよね そんな企画動いてたんだとか
まあ全編 アマでも高画質にはお金は払うから衰退しないと言う勘違いを変えなかったコダックと言う企業の衰退記録みたいな感じ
全てにおいて大企業病の小回りの利かなさがある
せっかくの女子高生向け簡易撮影ブースをプリクラ登場以前に企画してたのに こんな低画質のもの出せないとボツになったり 世界的大企業の松下が出す3DOは絶対ヒットするはずと 提携したり
3DOは発売前に街灯デモで見たけど 確かにパンフにコダックのデジタルフォト対応になってたのを記憶してる
でもあれはヒットするかどうか疑わしかった 確かに画面は綺麗だったが 所詮ゲーム機 本体がどれだけ性能よかろうとソフトがなければただの箱 ヒット作ゲームソフトがあるかどうかが問題なんて 当時誰でも思ってた事
それに松下はあくまでも頭の硬い家電屋 音楽業界や映画業界にも手を伸ばしてソフト業務にも理解あるソニーとはわけが違うので失敗するだろうなと思ってた コダックなり松下なり大企業病に陥った頭の硬い内部の視線からは大手が出すんだから市場は後からついてくると言う殿様商売気質で周りが見えなくなってしまうんだろう 


この少し後に同じような感じで消えていった世界的企業があった
レトラセット
カメラ業界からデザイン業界へいった時にお世話になった企業
会社名だけだとピンとこない人も多いかもしれない
でも スクリーントーン インスタントレタリング(インレタ)と言う商品名を聞けばああと言う人も多いだろう
画材屋にいた頃は よく売れたし デザインスタジオに転職してからもここの商品にはよくお世話になった
当時からインレタのデジタル化に取り組んでいて デジタルフォント販売 や Mac向けのデジタル加工支援ソフトなんかも販売してた アドビイラストレータに組み込む ベジュ曲線オブジェの変形アプリなんかはすごく便利で私のお気に入りだった でもコダックのフィルム販売と同じく 絶えず消費するスクリーントーンやインレタで莫大な利益えていた会社にとって 一度買ったらそれっきりのフォントやアプリの販売は旨味がなく 巨大企業として維持していく利益を確保できなくなってしまった 今では米本国でマーカーを細々と販売してるだけのようだ


アナログからデジタルへの変革が怒涛のごとくやってきた時代
その荒波の中で翻弄された企業も多く とても感慨深かった