炊飯土鍋


物心ついた頃から朝はトーストというパン食中心で生活してたせいもあって、あまりお米の味というものに関心がなかった。

でも最近というか何年か前から、うちで炊くご飯が美味しくないと思うように。なんか芯があるような硬いご飯で、美味しくない。
外食とかでは少し硬めかなという程度であまり気にしてなかったけど。とにかくうちの炊飯器で炊くご飯が硬い。
水の量増やすと軟らかくなるというけど、水の量増やしても変わらない、増やし続けると軟らかくならずに、炊飯後の釜の底にお湯が溜まる。
1万程度の安い炊飯器なので、高級炊飯器に買い替えようかと調べてみると、最近は硬めのご飯が主流で、私の好みの軟らかめは一応コースなどで選択できるそうだが、その軟らかめでも私の好みの軟らかさでない事が解ってきた。

なら別の方法でと、鍋で炊くと美味しいと言うので、圧力釜で炊いてみたが、うちの炊飯器とあまり変わらない。軟らかくしようとするとお湯でベシャベシャの硬いご飯が炊き上がる。

さらに調べると土鍋で炊くご飯が最高という。しかし、水の量、火力調節などが難しく、美味しく炊くにはそうとう練習しなくてはならないらしい。
調べているうちに、ご飯をおいしく炊ける事で有名な窯元の土鍋と電機メーカーがコラボした、失敗なく美味しく炊ける炊飯土鍋というのを見つけた。
www.siroca.co.jp
これを買おうかと検討してレビュー見ると、たしかに美味しく炊けると評判がいいのだが、故障しやすいらしい事や、回路が焦げ付くような匂いがするという人が多数いて、ちょっと電気製品的にどうなの?って
なら炊飯器は諦めて、この窯元の土鍋だけ買って
www.igamono.co.jp
地道に美味しく炊けるよう研究しようかと思ったら
この窯元の商品で電子レンジ専用炊飯土鍋ってのを見つけた
store.igamono.jp
2000円前後の樹脂製で電子レンジで美味しいご飯炊けますって商品買った事あるけど、たいして美味しくもなかったので、どうなのかなとも思ったけど、炊飯土鍋として評判が高い窯元の商品だしレビューも高評価なので買ってみた。



こんな感じのちょっと変わった形

土鍋部分は外鍋と内鍋、蓋も外蓋と内蓋で構成されている

炊く前に、外鍋に水を張り内蓋と外蓋を水に沈めて、水を吸わせる。土鍋と蓋は多孔質で水を吸うので、電子レンジ加熱をしたとき、外釜と内釜の間の空間に吸った水が水蒸気となって温度を維持してちょうどいい具合にお米を加熱するらしい。


磨いで水に浸けておいたお米を内釜に入れ

水を入れる
マニュアルでは1合で200〜220ml
2合で400mlとなっているが、それでは硬く私の望むご飯にならないので、いろいろ試して最終的に、1合450ml 2合500mlくらいで炊いている
マニュアル通りだとお米がかろうじて水に浸る程度なのだが、昔、小学時代の家庭科でお米に対して水は指の第一関節まで入れるって習った
結果的に私の好みの軟らかさで炊き上げる水の量は指の第一関節くらいまでになった。


外釜に内釜をセットして

内蓋を二つ開いている穴が左右になるようセット

外蓋の穴が内蓋のそれぞれの穴と一番遠い位置になるようにセットしてレンジに入れる

時間はマニュアルでは1合11分2合14分くらいなのだが、水が多いのでこの時間ではお米が水を含む事ができずに釜の底にお湯が残ってしまうので、試した結果19分(電子レンジのタイマーが19分までしかセットできなかった)で炊き上げる
レンジが止まってから20分そのまま蒸らして完成

いわゆるカニの穴のあるお米の立った見た目にも美味しそうに炊き上がりました。

レビューみた限りではマニュアル通りの作り方で皆美味しいく炊けると書いているので、私の好みの硬さの炊き方が特別なんでしょう。

通常だと、水量、火力、時間の3要素で考えなければならないのが、電子レンジの場合は水量とタイマーセットだけ考えればよく、火力一定なので、毎回同じ仕上がりで失敗なく炊き上がります。

普通の炊飯器で炊くより少し手間だけど、自分好みの美味しいご飯が食べられるようになって、その手間も気になりません。