今期一番の異色作「人類は衰退しました」


人類が衰退期に入って緩やかな滅亡の道を進み
代わりにふしぎな力を持つ妖精の姿をした新人類が登場した世界


一見カワイイ妖精さんが登場するほのぼのまったり系アニメのように見える
最初はちょっと見たら切るつもりだった
でも 見始めたらこの作品独特の世界にどっぷりハマってしまった
ストーリーは単なるカワイイではなく 社会風刺やブラックユーモアをちりばめて進む
主人公わたし(クレジットみても名前でなく一人称のわたしとなっている)のシニカルなモノローグがこの作品の面白さの要
1つのエピソードが前後編の2話構成
このペースでいくと1クール6話放送なのか?
できれば2クールは放送してほしいところ

1〜2話は わたしと村の少女達に 鶏を絞め殺して食料肉を作ることを命じられたことから始る、鶏を逃がしてしまい食料難になった村に謎の配給物資が氾濫しだし その配給元を調べるためわたしを含めた3人が謎の工場に査察に入るって話
3〜4話は過去の遺物の発見されたMOの中身がBL系同人誌のデータで その内容を印刷して配り BL同人誌ブームが起こる 後半は旧人類達が起こしたブームが面白そうなので 新人類の妖精さんたちが旧人類を漫画の中に閉じこめて楽しむという話


すべてがばかばかしいなかにも なにか納得してしまい 妙に笑を誘う


ラストのエンディングソングが昔のアニメ「あずまんが大王」のEDに雰囲気がそっくりの曲 
歌ってるのはどうやら同一らしい
あのアニメもシュールな内容だったし