とりあえず3話までみてみた『日常』


悪いが 私はこの作品を評価しない
オリジナリティのない劣化コピー臭しかしない作品をどう評価しろというのだ
日常のシュールなギャグ作品
シュールさゆえに好き嫌い 好みがはっきり分かれて 面白くないという人もいるし こういったシュールなギャグが好きという評価もある
私もこういうシュールなギャグは嫌いではない しかし作品全体の雰囲気がまったく同じのオリジナルがあれば別だ それはもうただの劣化コピーでしかない


アニメになるずいぶん前に書店でこの日常のコミック新刊が並んでいるのをみて 私は あっ あずまきよひこが新刊だしたんだと一瞬思った しかしよくみると作者が違う それほどあずまきよひこ作品に似ていた
あずまきよひこ原作といえば 少しまえに「よつばと」がアニメ化されていた この作品も日常と少し雰囲気が似ていたけど 
私がオリジナルと評価するのは10年くらい前の作品「あずまんが大王
電撃大王」連載コミックでTVアニメ 劇場版 OVAと作られた人気作品
萌4コマというジャンルを確立した作品で海外での評価も高い(アメリカのフリーフォントを配布するサイトで あずまんが大王のキャラがタイピングされるフォントを配布してたのには驚いた!)
この後登場するさまざまな萌えキャラによる日常系4コマギャグは 「あずまんがフォロワー」と系統づけられるほど影響をあたえた作品(らき☆すたけいおんもこの系統に入る)

あずまんが大王」は通常の女子高生たちのなかに 小学校から飛び級してきた天才少女がいたり その天才少女の父がゆる系二足歩行巨大猫キャラだったり(夢オチ/何度も登場) のりの悪い天然ボケ関西人転校生がいたり 沖縄で助けたイリオモテヤマネコが訪ねてきて飼い猫になったり シュールなギャグ満載の作品だった


キャラデザインも雰囲気も似ているうえに作品のかなめとなるシュールなギャグも「日常」の方は切れが悪く滑っているときが多い 比較するのもかわいそうなくらいな出来の悪さ このギャグがオリジナルを越えていればそれは評価対象になるが オリジナル以下ではただの劣化コピー


あずまんが大王」のシュールな面白さというのは 日常の中のなにげない非日常を表現したところ 
この「日常」は日常の中の非日常じゃないんだよね 得体のしれない生物やありえない登場人物があたりまえのように登場するのは日常じゃない これは非日常のなかの日常になってる 非日常としてとらえれば なんでもありの世界になってしまうのでそこで日常を語るのは意味がない これはもうシュールなギャグとしてなりたってない ただの出鱈目な世界 出鱈目なギャグ これをシュールと言う者はシュールと出鱈目の違いも判ってない 出鱈目な幼稚な笑いを喜んでるだけ ただドタバタして笑いとってるだけの芸のないお笑い芸人のような寒さ

なんでこんな作品を京アニはアニメ化したのか理解に苦しむ