パイプのこと

最近は喫煙に関して世間がうるさくなってきたし
私自身入院したりしてからは たまにしか喫煙しなくなった
といっても もともとタバコは週に数本しか吸わなく 1週間くらい吸わずにすごすような事も多かったので タバコによる習慣性もない


どちらかといえばタバコよりパイプの方がよく吸っていた
最初は 近所にあった珈琲豆屋のマスターが自作パイプを吸っていて 面白そうなのでマスターに自作パイプキットを買ってきてもらって 自分で作り始めたのがきっかけだ

上のパイプが自作パイプ 普通のパイプはテーブルに置くと横に倒れてしまうので 置いても倒れないようにボウルの底を角張らせてある
下のパイプは今は亡き私の父が使っていたものをゆずりうけたやつ



上のはコーンパイプ トウモロコシの芯を削り出して作られたパイプ 元がトウモロコシの芯なので柔らかく 何度も吸っていると芯がどんどん炭化して燃えてなくなってしまうという結構消耗品度が高い使い捨てに近いパイプ その分価格も安い しかしなんといってもコーンパイプの魅力はその味 パイプの葉とともにトウモロコシの芯が燃えるとき甘いトウモロコシの味も微かにただよう
下のパイプはカーボンパイプ 黒炭で出来てるのでやたら硬い その代わり吸ったときの味は苦味が混じった味になる



上のパイプは ポルシェデザインスタジオによる樹脂と金属のパイプ
本体が樹脂製でボウルの側面にバイクのエンジンのようなスリットがある これはボウル本体に放熱効果をもたせボウルが熱くなりすぎないようにという考えかららしい ボウル上部は金属製 上部は燃えたり灰を処理するときに傷がつきやすいということから強度と耐久性のある金属にしたという ポルシェデザインの工業製品思想から生まれたパイプ
下のパイプは陶器製のもの たいがい普通のパイプは吸う時ボウルの素材の味が微かにするものだけど この陶器のボウルはまったく無味 だから普通はボウルの素材と葉の種類の相性を考える必要あるけど この陶器パイプならなんでもOK 癖がないゆえに葉の味を純粋に楽しめる テイスト用にも使える
陶器パイプというと白のものをよく見かけるけど(GOSICK─ゴシック─に登場するのも白 他にもロードオブザリングにも白い陶器製パイプが登場する)このパイプは黒の釉薬で色をつけてある


左が私が吸う葉ブルーノート 以前はナパバレーというのを吸ってたけど輸入されなくなってしまったので味が似ていたブルーノートに切り替えた
真ん中はパイプの手入れ道具 一般的なコンパニオン 
右もコンパニオンだけど こちらはポルシェデザインスタジオによるもの 一見しただけではなんなのか判らない


ポルシェのコンパニオンを分解すると こういう具合に道具が出てくる