ガチSF小説が原作の『新世界より』


人が超能力に目覚め
人類の改革が起こった後の
現代から千年後の茨城を舞台に少年少女達の物語


といっても現在の茨城とはまったく違った単なる田舎の田園風景しか登場しないので聖地巡礼とかの対象にはなりえない


この物語は好き嫌いが結構はっきりするようだ
私の周りにはストーリーが難しすぎると言って好きじゃないという者も多いみたい
私は好き うちのメイドちゃんも面白いと言っていた


この物語の原作はラノベとかの軽いものじゃない
ちゃんとしたハードなSF小説らしい


そんな原作をベースにしてるせいか時間経過が唐突だ ある回が終わって次の週に見たら突然2年が経っていたり という具合に少年少女達の成長にあわせて途中経過を飛ばして年月が経ってしまう場面がある
アニメとして1クールなり2クールなりの制限の中ではしかたないのかもしれないけど
そんなやりかたが余計ストーリーの流れに混乱を生み難解な作品にしている



このアニメのストーリーの雰囲気になにかひっかかるものを感じてたのだけど
今日それが判った
半村良の小説に似てるんだ
半村良は 私が中学から大学にかけてはまってたSF小説作家
日本の伝記をSF的解釈で壮大なスケールで描いた『御霊山秘録』作品有名 私は有名SF作品をパロディしまくった『亜空間要塞』や その作品を自らパロッた『亜空間要塞の逆襲』などが大好きなのだけど
その半村良の伝記物作品の雰囲気にこの『新世界より』は似てるんだよ
そんな事を思い出していたら このアニメの原作も読んでみたくなってきた