SDCメイちゃんポージング加工

メイちゃんのポージング維持の為の関節加工です

もともとSD系ドールであるメイちゃんは 骨格があるDD系と違い ゴム紐のテンションでポージング維持する構造の為微妙なポーズができません

まっすぐか直角に曲がるか 程度で途中の角度で関節保持できないわけです その状態でも関節グニャグニャでポーズ維持させるのに苦労します

関節の密着部分の摩擦抵抗を増やして なんとかポーズ維持させる為に
昔 某天使の里で 自立加工オプションをしてもらったのですが
関節密着部分に革を貼り摩擦抵抗増やすという触れ込みの加工なのですが
あまり期待通りでなかったというか 革の素材が硬く表面がツルツルで摩擦抵抗あまり増えず さらに関節部分に角度調節できるように作られた引っ掛かりの段差を無視して革を貼ってしまう加工の為 関節部段差による角度保持する事もできなくなる始末 いいかげんな革でなくシリコンゴムシートで加工してくれたら効果あったんだろうけど
まあやらないよりいいかって程度の気休めでしかありませんでした


そんな状況でずっとやってきましたが
関節の革はずして シリコン樹脂塗った方がよくね?って思って
数年前から準備してきました


市販のモンキーレンチなのですが 
通常より手持ち部分が非常に短くコンパクトになってます
手持ち部分短いとテコの力も入りにくく使いにくくなるのですが
手持ち部分にシリコン樹脂塗料を塗ってあって 滑りにくく手持ち部分短くても力が入りやすくなってる商品です
ここに塗られているようなシリコンゴム樹脂塗料を手に入れて関節部分に塗れば摩擦多くなって関節角度のポージング保持しやすくなるという事です



で調べて3年くらい前に 
シリコンゴム樹脂塗料 下塗り塗料等一式揃えて加工しようと意気込んだのですが 忙しかったり 気分が乗らなかったりでそのまま放置

やっと1年半くらい前にメイちゃんの分解を始めました

一気にバラすとどのパーツがどこに付いてたか判らなくなるので
慎重に時間かけて丁寧にバラしていきます

ボディ部分の分解途中
関節部分の革の状態が判ります
写真には写っていませんが腰と腹パーツの密着部分には段差があって 真っ直ぐ 最大角度曲げるの間に段差で引っ掛かり途中の角度でも止まるようになってるのですが 
天使の里での加工オプションでは全面一体革貼りになてしまい段差がなくなってしまってました
せめて段差部分で革を2分割にする配慮ができなかったのかと不思議というか不満でした

バラしたパーツは順番が混ざらないように仕切りのあるトレーに整理保管して塗装加工を待ちます


で このあとの塗装に入るハズが 忙しかったり やる気出なかったりで そのままバラバラ状態で1年以上放置
やっと昨年9月に古い革貼りを剥がして 
年末に塗装作業に入りました

使い捨て塗料カップに下塗りのミッチャクロンを少量入れて
関節の摩擦が欲しい部分に筆で塗ります
一応塗料の粘度が高すぎて筆塗りで厚ぼったくなりすぎないよう薄める為の塗料シンナーも用意したのですが使う事無く終わりました


下塗りして1時間くらい乾燥させてから
シリコンゴム樹脂塗料の本番です

ゼリーというかスライムみたいになってますが
筆で薄く塗ってみたら特に問題なかったので
こちらも用意した薄めるためのラッカーシンナーを使う事なく終わりました


半日くらい乾燥放置してから
バラした順番に組立完了


少し判りにくいかもですが
腕が微妙な角度でポージング保持されてます