RAW現像って難しくない 1 基本概念

デジタル写真の現像ってよく判らない難しそうって言葉よく聞きます でも基本的な事だけからまず始めようと思えばそれほど難しくありません


まず現像って?
デジカメの撮影では カメラのセンサが受光した光すべてをjpegファイルに収めきれないので 間引きして保存します
簡単にざっくり書くと
(すみません今回基本概念ということで 文字多くなってます)
 
センサが感じた光の階調(例:1〜10/明〜暗)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

これをファイルに保存するとき jpegファイルに入りきらないのでカメラのプログラムで
  1 3 5 7 9 
  平均的に間引いたり
  1 2 4 6 8 
  明るい階調を中心にしたり 
  3 6 8 9 10
  暗い部分を綺麗な階調で表現するように間引いたり
その時の状況によりカメラのプログラムが勝手に間引いてファイル作るわけで 後から調整しようとしても 間引いて捨ててしまった階調は戻らず無理に仮想の階調を作り出すので劣化が起こります

それを回避するのがRAW撮影 センサで受けた情報を加工せずにファイルとして保存します その為ファイルサイズも大きく 専用のアプリを使わないと画像を表示させることもできません
撮影後のRAWデータを自分の意図に合わせて好みに間引いて最適化した状態でjpegに保存する作業を現像と言います

こんなシルエットのような逆光画像でもjpegでなくRAWで保存されていれば 一見黒く潰れた部分にも豊富な階調情報が残っており 現像調整により

こんな風にも仕上げる事が可能なんです
(画像はクリックすると拡大でみることができます)

次回は この画像を実際にどのように現像したか書きます
実はとっても簡単な手順で 逆光補正だけなら1分もかからず 彩度等の見栄えよくする補正含めても2分程度でできてしまうんです


ただし この記事 気まぐれに書いてますので
次回がいつになるのかは不明です あしからず