ツィッターでいろんなドール写真見ていて
特別照明使わない人 ガチな人と別れるのだけど なんか極端じゃないかなーとずっと違和感感じてました
照明つかわない人は光にあまり関心がなく 屋外でもドールが真っ黒だったり 背景白すぎとか
室内だと蛍光灯の自室で色かぶりしたままとか とにかく色がちょっとという写真が多い
とくに蛍光灯のまま撮影って一番ダメじゃん 電球スタンドでドールに光少しあてるだけで見違えるようになるのに ちょっと写真に詳しくなるとそういうのはミックス光源になるから邪道とか言うけど ようは綺麗にとれればいいだけなんだから まあでもそういう人たちはあまりカメラに興味ない人たちだから納得いくけど
照明使う人はガチで ストロボ命でとにかく光を均一に廻すのが一番的な写真が多い たしかに色の再現性も階調も綺麗で スタジオのモデル写真みたいなんだけど 私からすれば不自然な光で嫌いなんだよね 少し前から風景写真の世界ではやたら色が鮮やかでコントラストあるめりはり強い写真 いわゆるHDR加工した写真が流行り続けていて 綺麗なんだけどすごく不自然 コンテストなんかの応募もこういった写真ばかりで 撮影した人の個性や何を考えて撮ったのか感じられない と審査するプロの写真家の方々がなげいてるわけですが ストロボ至上主義の方々もそれに通じるものがあるような気がします
背景がほとんど白で 綺麗に光が完璧に廻りこんだ状況って 普通の生活のなかでほとんどないでしょ グラビア写真みたいなのドールで撮りたいんだという方は別だけど 普通は光が不均一だったりコントラストも強めで 影も目立ったりなんだよ だから私はできるだけ撮影環境の光をそのまま使って自然にみえるよう撮影するのが好き どうしても必要な場合のみストロボ使うって感じ 光を廻す為でなく あえて部分的に当てたり その場にあって不思議でない環境光を演出する場合が多い
だから普段はほとんどストロボ使わない
ストロボリモートにして こんな大掛かりにストロボのソフトボックスも持ってるけど ほとんど使わない とにかく自然光が好きなので できるとこまで環境光のみで粘る どうしてもという場合だけ 最適な組み合わせで自然光の雰囲気を壊さないように補助として当てるだけ それでも結構綺麗に撮れたりするんだよ
先日撮影したこれは2枚とも室内だけど ストロボ使ってない 最初窓の外からの逆光になるのでソフトボックスで弱くストロボあてようと思ったのだけど 撮影時にファインダ除いたらストロボなくてもすごくいい雰囲気だったのでそのまま撮影
2枚目なんかはストロボあてた方が服の色とかもっとはっきり綺麗に出るんだけど 綺麗過ぎるのは私にとって不自然でしかないのであえてこの程度の色が褪せたような状態のまま撮ってる
空気感っていうのかな 光を綺麗に廻すと 色も階調も綺麗にはっきり撮影できるけど その場の雰囲気というか空気感がなくなる 私はその場の空気感が欲しいから撮影するので 他のストロボ使う人たちとは出発点が根本的に違うんだろうね
これも先日お着替えさせる前に撮った写真
ストロボ使わず 部屋の電球色照明だけで撮影 さらに 電球色の暖かな雰囲気が好きなのでホワイトバランス調整してある
これは去年ストロボバリバリに使って撮影したのだけど
早朝のまどろみを表現したくて あえてストロボに青フィルタ付けて背景に照射したり 天井の電球だけでは顔が暗くなるのでほんのり顔だけにストロボ当ててみたりして できるだけ自然光に包まれてる感を演出してみた
で この3枚は 上の写真から1年後 同じ場所ほぼ同じ時間の光のなかでストロボ使わず環境光のみで撮影
うまくやれば ストロボ使ったと同じ効果の演出を自然光だけでの撮影でも実現できそうだった
ガチな人たちは日中の野外撮影でもストロボ使って背景とドールの明るさを均一になるようコントロールしてるけど でもそれも屋外なのに光や影があるなかでドールだけ明るく綺麗に写ってるの見ると不自然感はんぱなく感じてしまう
私の場合屋外で使う場合もドールを明るく光り廻す為でなく
この写真のように 雨が降る寸前の薄暗い曇り空の下 カメラのホワイトバランス崩した上で オレンジフィルタセットしたストロボ当てて 夕刻の沈む陽を浴びてるような演出の為にストロボ使うとかで 太陽の光の演出の為影もはっきり出すし 光を全体に廻す発想とは真逆です
で なんでこんなストロボの話になったかというと
以前から常々ストロボ至上主義に疑問持ってたし 先日参加したエアリー撮影会で少し吹っ切れた感があったので
エアリー撮影会については次回また書きます