DDドール フレーム処理

本当はDDのスキン色移り予防処理を書く予定だったけど
その前に本体フレームの話しなどを


アンティークドールボークスのSDシリーズでは手足をボディに固定するには内部にゴム紐を束ねたもので各パーツを繋いで互いに引っ張り合う力でポージングを可能にしていますが
DDIIIシリーズ ドールの内部には 手足やヘッドを接続するための骨格フレームが内蔵されています
オーナーの間では上半身フレームがすごく壊れやすいという声が多いので どんなものかまず取り出して調べてみました



これが内部に入っているフレームです 

右が上半身フレーム オプション販売ではフレーム単体販売で 上半身スキンとは別売りになってます これは上半身ボディが胸のサイズが色々ありユーザーが好きなものを組み合わせやすいようにとの事だと思われます
取り外しは ヘッドと両腕を抜いて上半身ボディの下部からひっぱると抜けます


左が下半身フレーム こいつはオプション販売では下半身ボディの中に最初から組み込んだセット販売になってます
取り外しは少しやっかいで 下半身の足が接続される2つの穴のどちらか片方から引っ張り出します 写真をみると判りますが下半身フレームにも稼働ジョイントがいくつもありますので その稼働部分をうまく曲げて 下半身ボディの内部で動かしながら引きずり出すことになります



取り出して 稼働ジョイントを動かしてみてなるほどと思いました
とにかく堅い! まだ買ったばかりで稼働部分がすり減ってなじんでないのもあるけど とにかく堅すぎる 上半身はまだしも 下半身フレームなんてほとんど動かなくて これって稼働ジョイントの意味ないじゃんってくらい堅かった
まあ下半身というか腰部分は上半身フレームの腕部分より動かす頻度は少ないからあまり問題ないのかもしれないけど
ネット見てると 多少品質にバラつきもあるようで 腕の軸受けがやたら堅くてちょっと脱着しただけでフレーム崩壊したって人もいるみたい
腕の軸受けは別にしても 堅すぎてポージングで曲げたりしてるときに稼働ジョイント部分の動きが悪くフレーム本体部分に負荷がかかりすぎて壊れるって可能性もでてくる

なのでまずフレームのネジを少し緩めてジョイント部分に少し隙間つくって潤滑油入れようと 最初CRCか何か考えたのだけど この手の鉱物油系は樹脂を侵してボロボロにすることがある

考えた結果ドールのウィッグ用に買った 人間のウィッグオイルスプレーを少し使った 人間のウィッグ向けのものでもドールのウィッグ用に流用してる人がいるみたいで ドールのスキンにも影響少ないと思う
それを隙間に少しスプレーして余分なオイルをティッシュで拭きまくる
最後にネジを軽く締め直す あまりきつく締めるとフレームに負荷かかりすぎて使ってるうちに亀裂はいったりするので注意
オイルも入れすぎるとユルユルになってポージングできなくなるので すこしまだ堅めと感じるくらいでいい どうせ使っていればさらに緩くなってくるのだから


上半身フレームの腕軸受けすぐ下のネジは本体と軸受けパーツを固定するためだけのネジで稼働とは関係ないのですが あまりきつく締めてある場合は樹脂に負荷をあたえるので 少し緩めて 軽く締め直します



さらに余裕があれば
腕の脱着やポージング中によるこの軸受けパーツ破損の事例が一番多いみたいなので
上半身フレームの腕パーツを差し込む軸受け部分のリングをパテ盛りして肉厚補強してやるといいかも
パテ盛りはまた時間が出来たときに対処を考えよう


とうわけで次回はやっと予告どおりの 表皮スキンの色移りとその防止策になります