以前から寝てる時に乾燥で 起きると喉がひりひりするという事が起きていた
一時期はマスクをして寝てみたりしていたけど 夏も過ぎて冷房の必要もなくなってからは やっぱり加湿器が必要かなと考えて機種選択していた
昔持ってた加湿器は超音波式 水に超音波振動を与えてできた微粒水を空気中に放出するというもの でも無理矢理水を霧状にして噴霧してるだけのようなものなので加湿器周辺が湿っぽくなったりしてた それとこの方式の加湿器の場合水タンクが小さいものが多く 就寝中の長時間稼働し続けることが無理だった
長時間稼働を考えると 一般的によく出回ってる普及型加湿器ではタンク容量不足で 中型機種になってくる そのなかでも評判のよさそうなのに決めて購入しようと思ってたのだけど この加湿器が加熱式ってやつでヒーターで暖めた水の蒸気で加湿するやつ ようはストーブの上にやかん置いてその蒸気で加湿するようなやつだと思えばいい 性能はいいのだけど難点はメンテナンス 水タンクにカルキ汚れがこびりついたりするので 結構頻繁に掃除メンテナンスしなければならない 私はそういうの好きじゃないので できるだけメンテナンスフリーなのがいいな〜と思って注文に躊躇してた
そんなおり バルミューダというメーカーから気化式の加湿器が発売予定というニュースが流れた
気化式というのは水をしみ込ませたフィルタに含まれた水分をファンで空気中に拡散させるというもの 加湿器ではあまり一般的ではないけど 安物のボックス型冷風機などではこの気化熱を利用した扇風機まがいの商品が昔から存在している
結局このバルミューダの新しい加湿器のメンテナンス容易性が気に入って予約した
そして25日に商品が届いた
箱デカっ 春に買ったフィリップスのエアーフライヤーを思い出す(商品本体はエアーフライヤーよりでかかった)
外箱は運送専用のケースで この内箱が本当の商品パッケージ
外箱からとりだすにはそこそこ広い場所が必要
商品パッケージ 店頭ではこの状態で販売される 上についている黒いリボンと黒い丸がなんだろと思ったら
今ではめずらしくなったけど 昔書類用移動封筒では 封筒に固定された丸いリングに紐を絡めて蓋を閉めるという方式があった それと同じようなもの 黒丸のリングに黒いリボンが巻き付けてあってそれでパッケージが封印されている 他にガムテープなどによるパッケージの封印はない
リボンの封印を外すと外装パッケージの前面がガバッと手前に開いた これにより苦労することなく容易に内部商品が取り出せる
商品は三分割された状態でパッケージングされていた
このパッケージへの拘りはこのメーカーがアップル社から影響うけている部分だろう
このメーカーの社長はアップル信者というかジョブス信者で アップル製品が大好きという人 だから社内のパソコンはすべてMac Macを多用してるメーカーでもたいがい設計部門等にはWindowsなどその他PCがあるばあいが多いけど このメーカーは設計用もすべてMacに統一してるという拘り
だから商品のデザインやパッケージングもアップル風にこだわりをもってるらしい
本体下部外装
シンプルな容器外装 底部にはACコードを接続する端子とそこから取り入れた電源を本体上部の駆動制御系へ送るための電源端子が上部との接続部分にあるだけ
下部外装に水タンクと水フィルタをセットしたところ
水タンクは上部がオープンなボウル状だけど これは一種のバケツ オープンな構造だけに洗浄メンテナンスも楽
フィルタは水タンクの中に沈んで上部が水から出る構造 下部で水を吸い込んで水から出た上部にも浸透圧で水分を含んだ状態になる ここに風を当てることにより湿度の高い空気を作り出す
ガイド上部に酵素エアフィルタを組み付ける
この酵素フィルタの機能により 専用機器には劣るけど 取り込んだ空気に対して簡易空気清浄機としての機能も発揮する
組み上がった製品
この写真では判り難いけど けっこうデカイです
この本体カラーのブラックはメーカーのネット直販サイト限定カラーで 一般家電店等に並ぶのはホワイトバージョンだけです
でも デカくて存在感はんぱじゃないのでホワイトだと目立ちすぎて置き場所に困るような気がする
本体下部にある電源ボタンをオンにすると 購入した直後の最初の起動時に1回だけ しゃべります ウェルカムメッセージの女性アナウンスが聞こえてきます
これは昔のMacの起動時や現在のMacOS X 最初に立ち上げ時に画面に出るWelcome to Macintosh の表示から真似ているのだろう もしこの最初のメッセージが出なければ まっさらの新品でなく店頭などで一度電源を入れた新古品の可能性があるかも
組み立てて電源入れたばかりでは まだ加湿器としての水が入ってないので 上部有機液晶パネルに水がからっぽだよ〜と表示されます
普通の加湿器だと水タンクを外して水入れて本体にセットですが この加湿器は水タンク等内部はメンテナンス時にしか開けません
水の補給は ヤカンなどで壺の上部から 液晶パネルに向かって直接流し込みます
水を入れ始めると自動的に水量表示に切り替わり 現在のタンク水量を表示します
表示は5で最大ですが それでも水を給水しつづけると満水だよという表示が出ます
給水が完了すると自動的に加湿モードに入りファンが起動して上部から風が出てきます
この状態はマニュアルモードの風力1 下の段には現在の室内湿度とタンク内の水量表示されてます
購入デフォではこのマニュアル風力1になってました
これは湿度50%を維持する為のオートモード
現在室内湿度が47%なので もうすぐ目標湿度に達してファンの風力が下がりアイドリング状態になります
この本体の室内湿度表示は 設定目標湿度に近くなると誤差が少なくなりますが 目標より大幅に室内湿度が低いときは 実際の本当の湿度より少し高めに表示するようです これは湿度センサが本体外部についているわけでないので 実際の部屋の湿度ではなく 本体内部のセンサのある場所の湿度を測っているため 本体内部には水タンクがあり 水源が近いので どうしても部屋本来の湿度より 少し高めに計測してしまうのだろう
各種設定や操作は 壺上部外周が操作リングになっており そのリングを回転させたりクリックしたりして操作する この操作方はiPodから影響うけてるのか?
商品が届いて数日使ってみた感想としては
この壺は 使う人と場所を選ぶ商品なのではないかなと強く感じた
まず本体がデカイく独特の存在感ある壺デザインなために アパート住まいの生活感ある6畳間なんてシチュエーションでは邪魔になって使い勝手が悪いと思われる
6畳程度なら最低限の家具しか置かないすっきりとしたリビングが望ましい
できれば8畳以上の部屋の方がこの商品のデカさが目立ちすぎなくていいと思われる
私の所ではL型変形の部屋20畳弱のLDKの隅に置いたベッドサイドに本体を設置している
あと加湿器そのものとしての性能は 他方式のものと比べると・・・
タンク一杯にすれば6〜7時間くらいの連続稼働はするので とりあえず就眠中の部屋空気中の乾燥防止としてはなんとかギリギリで持つだろう この部分は家電量販店で大量に販売されている一般的な小型加湿器よりアドバンテージがある
しかし私が当初購入を検討した加温式の中型加湿器と比べると価格は倍以上する
メンテナンスの容易さは確かにすばらしいけど それに価格以上の価値を見いだすがどうかは使う人次第だろう
超音波式や加熱式がある意味空気中に強制的に水分をまき散らして加湿するのに対して
気化式は水分を含んだフィルタに風をあててフィルタを通過した空気が湿度を含むという 結構消極的な方式 ゆえに 目標数値まで湿度を上げるのも他方式と比べて時間がかかる
同じ室内計測湿度でも過剰加湿になって窓等が結露するということはないが 数値の割には部屋の湿度は体感として低い感じをうける
これも短気な人なら役に立たないと感じるかもしれない
ゆえに この壺はこの商品コンセプトや機能をよく理解した上で 納得した人だけが使うという商品なんだろうと思う
このあたりの体感湿度や湿度の上がり方の速度に納得がいかないという人にはこの壺は向かないだろう