『ヤマト』の評判について考えてみる

『ヤマト』を観た人の評価は 『ヤマト』世代の人と若い世代の人とで正反対の場合が多いようだ


おおむね 若い世代の評価は
ストーリーはあんなもんでしょとか そこそこ面白かったというもの VFX関係はちゃちでダメとか一番最初に作られたスターウォーズ(30年前の)にも追いついてないレベルといった感じ


『ヤマト』世代の評価は
ストーリーがひどすぎるといったものばかり VFX関係はスゴイ!とかスターウォーズを超えたとか高評価が多い
(ここで言う『ヤマト』世代ってのは 昔『ヤマト』にはまったりオタクだった人間って意味で 私のような現役オタクの年寄りは省く)
ついでに『ヤマト』世代の現役オタク及び現役腐女子の評価だと
ストーリーがダメってのは同じだけど VFX関係の評価も厳しいものが多いようだ


で なんでこんなに評価が分かれるかって考えてみると
結局過去のアニメ版『ヤマト』って作品に思い入れがあるかどうかに尽きると思うわけ
『ヤマト』世代の人にとってアニメ版『ヤマト』がすべての評価基準になってるわけで それと比べてあそこが違うここが違うって話になっちゃうと思うんだよね 若い世代にはそれがないから単純に面白かったかどうかで判断する 
思い入れとかを省いて考えても あのストーリー 30年前のアニメ『ヤマト』時代に乱造された角川映画のような あらすじだけを追ってドラマがない薄っぺらな作品を彷彿させるようなひどい脚本だと思うけど あまりそういうドラマ性とかにこだわらずどんな話だったというようなあらすじだけ解ればいいやって人には面白く思えるのかな


VFX関係はこれは単純に最近の作品をどれだけ観てるかによるとおもうんだよね
若い世代と『ヤマト』世代だけど現役オタ&腐は 最近の作品にも親しんでるからそれと比べれば ハリボテまるだしのセットはしょぼいし ハデなCGを魅せられてもそれがどうしたそんなのいまどき普通だろ どういう表現見せ方をするかにまでこだわると思うわけ


『ヤマト』世代はそれなりの年齢だからもうほとんど足洗ってて未だに現役やってるのはほんとに少数派なんだよね
普通の『ヤマト』世代だと 昔はオタだったかもしれないけど 今では一般人にまじって普通に生活してる人たち 昔の(自分の青春時代の)作品を懐かしんで見返したり昔の作品を熱く語ることはあっても 最新のアニメは感覚的についていけないとか分らないとかでほとんど見てない人が多いと思うわけ いわゆるガンダムはファーストしか認めないという人たち つまりVFXも最新状況をあまり知らずに 判断基準が『ヤマト』時代でストップしてると思うわけ そんな目で見れば CGバシバシ使って派手に見せられればスゲーッ スターウォーズ超えたってことになるとおもうんだよ



そういういろんなこと考えて見ると
『ヤマト』の評価は VFXはダメ ストーリーも詰め込みすぎで消化不良起こした駄作ってことでいいんでネ?