ぶらり笠寺周辺散策

私の住んでいる所は丘陵地帯の山を宅地開発した歴史の浅い地域だけど 山を下って南に行くと東海道五十三次の鳴海宿場や有松宿場に桶狭間の合戦古戦場跡など歴史の深い地域がある 今日は少し西の笠寺宿場周辺へ出かけてみた 車で5分くらいの近所だけど実のところほとんど行ったことがない このあたりは寺や神社はもちろん古墳や貝塚もいっぱいある地域
まず最初に行ったのが「烏栖八剱社」平地にもっこり盛り上がった円形古墳の頂上に作られた神社

鳥居をくぐり古墳頂上に続く階段を登った先にある 年寄りには頂上まで登るのが大変なので入口鳥居の手前に賽銭箱があり頂上まで登らなくても入口で参拝済ませることができるようになっていた

頂上は平地に人工的に作った山なので眺めがよく気持ちいい風が抜ける森になっている

次に車で2分くらいの近所にある「見晴台考古学史料館」へ行く

この場所からは石器時代に始まり縄文〜弥生時代 昔からの色々な時代のものが発掘されています
写真はちゃんと許可を取ってから撮影してます(一応撮影フリーみたいです)


縄文時代の土器


弥生時代のいろんな土器


めずらしい立体模様の土器

上と横に穴のある鳥の形をした急須のようなもの?

東海地方でよく出土される横に穴のあいた土器

当時の集落模型と現在の空撮 昔はこの丘の周辺は海だった

銅鐸の土製イミテーション?土器

ここでは弥生時代に青銅器の製造も行われていた


中には第二次大戦中にこの丘に設置された高射砲の部品や当時の兵舎跡も発掘されてきます
って 発掘した遺物を考古学史料館に縄文/弥生時代の土器に並べて展示って 第二次大戦ってもうそんな考古学的な古い時代の出来事になってしまったんだ 



発掘現場をそのまま保存した上に当時の住居を再現した場所




一見森に囲まれた丘なんだけど 私は30年前 大学時代にここに来たことあって 当時は木がほとんどないはげ山を掘り返して発掘してて 頂上のプレハブバラックの発掘事務所をたずねて発掘したバラバラの土器をジグソーパズルのように組み合わせているところなどを見せてもらったことがあります 今の森はその後植えた木が生長して森になったもの

ここからは公園駐車場に車を止めたまま近所を自転車移動することにする
以前から出先のちょっとした移動でいちいち車を動かすまでもなく自転車で移動できればいいなと思ってたので 昨日近所のドンキホーテで特売12000円の折畳み6段変速自転車を手に入れておいたのが役に立つ

目指すは谷をこえた先にある笠寺観音 急坂を下って登って 車が通れない細い道を抜けて神社裏門から入る 変速機なし折畳み自転車なら1万円で買えたけど こういう登り下りのある道では変速機があると助かる この抜け道はここいらの住人が笠寺駅へ行く時使う生活道路 人がすれ違えないくらい細い道だけど自転車も結構行き来が多い


笠寺観音境内



ここは恋愛成就 玉の輿祈願に効果があると言われてる神社 この時もたくさん立ってるノボリの向こうで若い女の人が参拝してた


笠寺観音を抜け表門から出て笠寺駅方面へ
線路を越した先 住宅街の奥に「長楽寺」がある

ここは動物霊園で有名なところ

入口に特別法要を予約したペットの名前が書かれている
中ではお経が流れて法要の真っ最中 受付カウンター付近にも人がいっぱい カウンターショーケースにはペット用棺桶の見本が・・・
2Fはペット用納骨堂になってるらしく そちらにも人影がいっぱい見える



盲導犬慰霊碑 名犬サーブの墓もここにあるそうです

霊堂を裏に廻ると絵馬掛け場がありました

ペット霊園なので絵馬の絵も馬でなく 名犬サーブの絵になってます


奥のピンクの建物が 動物専門の火葬場です ちょうど1組の家族がペットの火葬に立ち会ってるのが見えました
左の仏像が ペットの合同納骨堂(墓)です

犬や猫だけでなくフェレットと書かれたのもあります