ひさしぶりにMacのメンテナンス依頼を受けた

昔からのつきあいの印刷屋が中古のG4Macを手に入れたので使えるように整備して欲しいと連絡があった
以前は年間契約でMacメンテナンスの業務を引き受けていた印刷屋だったが 
私が会社勤めになってからは疎遠になってた
私自身 以後Macのメンテナンス業務から遠のいて メンテナンスは自分が趣味の映像の録画コーデックやメディアサーバ部分だけに特化してたのでDTP業務マシンの整備は久しぶり もう忘れてしまってるのではないかと思ったがなんとかなった
マシンは地元では比較的大きかったDTP業務の会社が廃業するときに整理した備品の一部 
状態は驚くほど良好 汚れや傷もまったくなく 10年くらい前のマシンなのに えっ新品?っていうくらい綺麗だった
HDの中には作業データーは残ってなかったが アドビのアプリはそのまま残ってて OS9のシステムにはクライアントに合わせたカスタムフォント等もそのまま入ってた
OSXで起動するようになってたらしいが OSXそのものはサーバからのネットブートで起動するようになってたらしくクライアントのG4からは起動できなくなってたので私に相談が入ったわけだ
依頼は内臓HDを使わずに 新規HDを組み込んでそこにOS(MacOSX10.4.1.1)を入れて使える状態にすること
新規HDは先方が用意することになってたが 途中で間違ってシリアルATAを買ってしまったと相談が入り 変換アダプタかなにかで使えるようにする打ち合わせになった
今日印刷屋へ行くと シリアルATAHDと シリアルATAMacで使えるようにするPCIカードが用意されていた シリアルATAをパラレルATAに変換するアダプタとシリアルATAPCIカードを勘違いしたらしいが こちらの方が動作は安定するので結果オーライ
HDを増設しPCIカードと繋げ 新しいOSを入れることになったが 新しいHDが認識しない 本当はインストールCDにあるディスクユーティリティで増設したHDをフォーマットしてからでないと認識しないのだが それを忘れてて とりあえず古い元からの内臓HDにOSXをインストールしてそこから起動させてから インストールアプリ内のディスクユーティリティで増設HDをフォーマットしてOSXをインストールしなおした
クラシック環境の設定に少し問題があったので OS9で起動しなおしてチェックしたり(OS9環境で起動して作業するなんて何年ぶりだろう 私個人はOSX初期からOS9に依存しないOSXオンリー環境での業務を中心にしてきたので本当に久しぶり でも意外と忘れてないもんだ)
動作チェックは問題なく終わり Ether経由で他のMacとの連携チェックして終わった
私はいまさら旧世代G4Macに興味はないが いまだにOS9じゃなきゃ仕事にならんというわがままをゴリ押しとおしてる印刷業界では最新のインテルMacじゃ仕事にならんという まあ私はたまに手伝いする程度で すでに印刷業界から足をあらった身だからインテルMacの方が便利だし たまにのことならインテルMacでも印刷用データを作ることに問題ない程度のノウハウはあるし
でもOSXが登場して何年もたつのに 未だにOS9だのOCFフォントだのに固執してる印刷業界って終わってるよな
今使ってるマシンが動かなくなったら最新Macに移行することができないから 10年くらい前のMacをいざというときのバックアップ用にみんな買いあさってると聞いた 昔のパソーマンスが低く不安定なマシンじゃなきゃ仕事ができない業界なんて未来がない