ATOKをアンインストールした

すこし前にインストールしたATOK体験版をアンインストールした
購入するつもりで体験版をダウンロードして使っていたのだが 私にはことえり以上のメリットを感じられなかった

もともとはEGBRIDGEをずっと使っていたのだが MacOSX 10.5になったときのパッチを最後に開発が中止してしまった 理由はことえりの変換精度が上がり必要性が下がった(要は売り上げが下がってきた)から まだまだEEGBRIDGEはことえりより的確な変換で重宝してただけに非常に残念な決定だった

EGBRIDGEとの付き合いは長い MacがSystem6 まだ日本語IMがMacに付属してない頃 日本語を使うにはサードパーティIMが必須だったころからのつきあいだ その後ことえりMacに付属するようになり MacOSXになると変換も実用的になってきたが それでもEGBRIDGEの変換精度には及んでいない 

MacOS10.5になってからもパッチをあてて使ってたが どうも完全に対応しきれてなかったようで メモリが圧迫してくると 日本語入力が出来なくなり ことえりに切り替えてもダメでアルファベットしか入力できなくなるという事態が頻繁におこるようになり しかたなくアンインストールすることになった
その後しばらくはことえりを使っていたが 入力の快適さがいまいちなので別のIM ATOKを使ってみようかと思った 
ATOKは私がMacを使い始めるまえMS-DOS時代PC-98に入れて使っていた Mac版は漢字トーク8の頃にWinから移植されて登場したが 元々Windows版として開発されたソフトをそのままMac版に移植するソフトの場合Macのシステムの中の機能拡張ホルダの中に大量にプログラムをインストールすることが多かった その結果拡張機能ファイル同士がコンフリクトしてMacが不安定になることが多いのだ WinでいえばアプリがインストールするDELLファイル同士がコンフリクトするようなものだ 元々Mac用として専用に開発されたソフトだとそのあたりのことを考慮して必要最低限の機能拡張ファイルしか用意しないのだが Windows用を安易に移植したソフトは大量の機能拡張ファイルをインストールする行儀悪いソフトとしてMac好きの間では嫌われてた その代表としてATOKとオフィスがあったわけだ 私はオフィスを使うときだけオフィス用の機能拡張ファイルを機能拡張ホルダに入れて使い終わるとすぐ機能拡張ホルダからとりだして使っていた そうでもしないとオフィス用機能拡張ファイルは確実にMacを不安定にさせていたからだ だがMacOSXになりUNIXBSDカーネルによる別物OSになってからはオフィスも安心して使えるようになった だからATOKの選択を考えてみたわけだ


使ってみるとしっくりこない 初期状態の変換精度が私の望む変換とは違うものが優先されてくる 使い込んで学習していけばなじむと聞いたが EGBRIDGEは初期状態の変換精度が私の望むものに近かったのでインストール直後から快適だった さらに一度使った変換と同じ入力すると漢字候補の選択ウィンドウがでず勝手に確定してしまう機能がうざい 私は文章単位で確定することはない 単語単位で確定するスタイルなので 同じ読みで違う漢字の変換ということも頻繁に登場する そのたびに勝手に確定してしまう漢字を再変換させなければならず 入力時の思考をいちいち中断させられる こういった余計なおせっかい機能はウザイだけだ 顔文字辞書も最低だ EGBRIDGEは実用的なコンパクトで昔からネットで使われる記号の組み合わせの顔文字が出てきたが ATOKではなんか顔文字がデカイ 記号の組み合わせの問題だろうが横幅がでかくスペースを大きくとるのでこれもウザイ それに顔文字は専用パレットで選択することになってる いちいち専用パレットを呼び出さなくてなならない EGBRIDGEには専用パレットなどなく 普通に文字入力するときに わらい いかり なく など一連の文字入力動作の流れで顔文字に変換してくれた
そんなこんな ちょっとしたフィールの違いなどが EGBRIDGEどころか ことえりよりも使いにくさを感じてATOKは私には合わないと感じた